IDEC横浜では、横浜市内中小企業を対象に、「デザイン思考を使った新商品・サービスの企画開発」をテーマとした「IDEC CREATIVE SCHOOL」を今年度新たに開講しました。
8月のDay1に続き、9月11日(木)にDay2を開催。「ターゲットと課題の発見」をテーマに、Day1の取組みをさらに深堀りし、新商品やサービスの企画開発を進めていきます。
Day2の冒頭では、Day1の宿題である自社のMVV(Mission/Vision/Value)と3C分析(Company/Customer/Competitor)をもとに、各社が見つけた自社の強みをいかせる市場について発表しました。各社の熱のこもった発表に対して、講師3名はそれぞれの視点でフィードバックを行い、新しい気づきやアイデアが生まれる場面もありました。
本スクールでは、講義で学んだことをその場で実践し、デザイナーの伴走のもとで磨き上げていくことを重視しています。ワークや宿題では、アイデアを複数出し、選び、発展させていく「3本ノック方式」を通して、デザイン思考による企画開発方法の習得を目指します。
各社の発表の後は、講師による講義とワークを実施しました。プロダクト及びデザインの概念説明では、コンセプトの重要性について解説がありました。その後は、ターゲットを見つけるための「クロスSWOT分析」に挑戦。自社の状況や社会の変化を掛け合わせ、強みをいかせるターゲットとシーンを探りました。ワークの時間は講師が各テーブルを回り、参加者と対話しながらアドバイスを行います。参加者はその場で専門的な視点からフィードバックが得られるため、新たな視点や発想に気づけた様子でした。
講義だけでなく、デザイナーとの対話を通して考えを深められるのが本スクールの魅力の一つ。会場では終始、活発な意見交換がなされ、今後のアイデア創出への期待感があふれていました。次回のDay3では、Day2で見つけたターゲットや課題をもとに、「その手があったか!」と思える新しいアイデア創出を目指し、競合の分析や課題解決方法の検討を進めていきます。
