皆さんこんにちは。職員のSです。
突然ですが、「横浜ものづくり企業ガイド」をご存じでしょうか。普段、企業訪問させていただく中で、”ものづくり企業ガイドにはそんな使われ方や効果があるのか!”と貴重な気づきがありました。
今回の記事ではその魅力を解説します。
1.横浜ものづくり企業ガイドとは?
(公財)横浜企業経営支援財団(IDEC横浜)が2年に1度発行する「横浜ものづくり企業ガイド」は、横浜を代表する中小企業の技術力や製品、独自の“特長”や“売り”を見やすく紹介する冊子です。2013年から継続して発行しており、市内外の企業の皆さまから信頼される情報源となっています。
単なる冊子ではなく、IDEC横浜のものづくりコーディネート事業の一環として作成されているため、「横浜のものづくりを広くつなげるプラットフォーム」としての役割も担っています。企業同士の取引や技術提携、販路拡大を目指す方にとって欠かせない存在です。
2.掲載する魅力・メリット
横浜ものづくり企業ガイドへの掲載は、自社の魅力を広く発信できる絶好の機会です。まず、冊子は自治体・大手企業・金融機関などへ配布されるため、新しい販路拡大のきっかけとなります。また、公益財団法人が発行する公的な冊子に掲載されることで、企業の信頼性向上にもつながります。営業活動においては、自社PR資料として活用しやすく、商談や展示会でのアピール効果が期待できます。さらに、掲載企業同士のネットワーク形成も生まれやすく、横浜の企業間連携を促進する役割も果たしています。掲載は単なる広告ではなく、自社のブランド価値を高める手段のひとつです。
3.活用シーンと使い方
このガイドは、配布だけでなくさまざまなビジネスシーンで活用されています。自治体や大手企業の調達担当、金融機関など幅広い関係者の目に触れるため、営業や商談の場で「公的機関発行の冊子に掲載されている」という信頼性を補強する資料になります。また、2025年春にはものづくりコーディネート事業のWEBサイトが立ち上がり、ガイド掲載企業の情報も公開されています。
SEOを意識した設計のため、企業名で検索すると自社HPのすぐ下に表示される場合もあり、検索流入による顧客獲得や社会的信用力向上に効果的です。冊子とWEBの両輪で、自社の強みを発信できるのが最新のものづくり企業ガイドの強みです。
4.実際の掲載企業の声・事例
掲載いただいた企業からは「取引先が増えた」「問合せが多くなった」といった成果の声が寄せられています。中には「自分もガイドを見て他社へ連絡をした」といった相互利用の事例もあります。一方で、業種や状況によってはすぐに効果が見えにくいこともありますが、それでも「信頼性や知名度向上につながった」と評価する企業は多くあります。また近年は採用活動での活用も広がっていると聞きます。
若手人材は応募前に企業のHPを検索する傾向が強く、検索結果にIDEC横浜のサイトが表示されることで社会的信用が増し、応募意欲を高める効果が期待されています。営業・広報・採用の三方向に活用できるのが、このガイドの大きな魅力かもしれません。
5.掲載までの流れとサポート体制
掲載を希望する場合、募集期間中に募集案内に沿って申込みを行い、企業情報や製品・技術に関する資料を提出します。その後、原稿作成・校正を経て冊子に掲載され、WEBサイトにおいても情報が公開されます。初めての企業でも安心できるよう、IDEC横浜のものづくりコーディネーターがサポートし、「自社の強みをどう表現するか」といった相談にも対応します。さらに、冊子発行後も配布やWEB公開によって継続的に情報が発信されます。
ものづくりコーディネート事業自体がマッチングを目的としているため、掲載は単なる広告出稿ではなく、相談や交流の機会につながる仕組みです。このように、初めての企業でも安心して申込みができるサポート体制が整っています。